ぶたびより

酒を飲み、飯を食べ、文を書き、正解を生きたい

2021-01-01から1年間の記事一覧

雨天、日直

休日になると天気がすぐれない。雨とわかっている日に早起きして紅葉を見に山に行くのも気が進まない。平日は気持ちいい秋晴れを病院の窓から眺めて誰のためになっているのか分からない仕事をしている。 後期研修医になってからも病院を転々としている。今は…

骨粗しょう症診療:薬物治療

年単位で診療ができる定期外来を持つことができるようになった。他の人からの引継ぎ患者もいること、電子カルテ導入が最近であること、心電図やエコー検査所見は電子カルテ端末からいまだに参照できないことなどから過去の経過をまとめることに難渋している…

挿管患者の発熱について

★最後にまとめあり ***************************************************************************** 外病院にいる。院内の救急/ICU専攻医もちまわりで勉強会の資料をつくらなくてはいけない。COVID-19もはやっていた関係で挿管患者ばかり見ているけれど、…

資産運用の話③理論株価の推定ー事業価値

■振り返り □企業価値を事業価値と資産価値の和で算出すること、資産価値の考え方について前回に述べた。資産価値について、換金しやすいものだけをとりあえず評価すると安全かもしれない。換金しやすい資産は流動資産と呼ばれる。これと投資そのほか資産を合…

資産運用の話③ 理論株価の推定ー資産価値

■前回の話 □株式市場が効率的である時にインデックスファンドの積み立ては正解になる。もし個別株の投資を行うならば、市場が効率的でない値段をつけているものを購入するべきである。つまり、企業の価値を計算して、企業の価値を発行済株式数で割ってやるこ…

資産運用の話② 非効率的市場

■前回のまとめ □資産運用についての一つの正解:日経平均やNASDAQといった指数と同じように値動きをするインデックスファンドを定期的に定額積み立てていく。株だけで不安な場合は不動産投資を間接的に行っているREITを組み合わせる。場合によっては国債や金…

資産運用の話① 動機とインデックスファンドの正当性

■はじめに □母方の祖父は当時の建設省に土木技術者として勤めていたから比較的収入が安定していたもののマネーリテラシーなどと言う横文字とは無縁な人であった。小金持ちになったことを示したかったのか、優待株だけ調べて沢山持っていたようだが、爆損をキ…

外傷の話

救急外来で重症外傷を見る機会に恵まれなかったのは、自分自身が内科系であることや、研修医時代に回った3次救急は大学病院であり、研修医には裁量権が全くなくてただ採血してモニターを貼り付けるだけの仕事をさせられていたからだ。自分の病院ではほとんど…